3.クレイジーアクアリウム

私は幼少期の「ゲーム」がほぼPCだったわけだが、ではどうやって新しいゲームを手に入れるのか。

 


当時は確かに、PSソフトが売られるように電器屋にはPCゲームのディスクが売っており、我が家には数本のソフトはあった。ゼビウスモノポリーMYSTなどだ。

 


しかし、PCのかなり大きな点は、インターネット上に大量にゲームが転がっていることだ(もちろん違法DLのことを指しているのではない)。最初に話したネオペットのような大量のブラウザゲーと、あとはダウンロード用のゲームを配っていたり有料で売っていたりするサイトがあった。

いわゆるエロゲーなどもそうだが、2000年代前半にしてはかなり前衛的である。

ソニー任天堂の家庭用ゲーム機において、このようなオンラインストアが普及したのは、10年ほど先ではないだろうか。(ただし、PSPやDSでは違法DLが横行していたのだが…)

 


この時代の、海外のゲーム配信サイトでは、いわゆる体験版と違い、最初◯分のみ無料で遊べます。というのが一般的であった。だいたい30分〜2時間くらい。

 


そして、その無料体験時間で私はこの「クレイジーアクアリウム(Insaquarium)」と出会ってしまう。

 

 

 

どんなゲーム?

 


アクアリウムの名の通り、水槽の中で魚を育てるゲームである。すると魚が成長し、コインを産み落としお金が手に入る。そのお金を集めて卵を買うと、魚とは別に様々な能力・見た目の変わったキャラが手に入り、いろいろなステージをこなしながらそのキャラを集めていく、というゲームだ。

一番特徴的なのは、魚を育てていると定期的にエイリアンのような敵が襲来することだろう。正直、幼い私にはかなり不気味であった。

 


[画像]

 

 

 

私はパソコンで親にゲームを買って貰ったことが一切ないので、当然このゲームの製品版を買ってもらうこともなかった。先述のゼビウスモノポリーは、伯父が買っていた。

Amazonで¥5000くらいで売っているのを見かけ、大人になったら、いつか買おう、と決めた13年後。20歳になった私は遂にこの思い出ゲームの製品版を買おうとすると、なんと在庫が無くなっているではないか!

2年ほど前は確かにあったぞ…

泣く泣く思い出のゲームを諦めてしまった。

しかし、諦めた後に暁光は

 

 

 

いつからだったのか分からないが、なんとsteamでIns aquariumが配信されていたのだ。

私の15年余りに及ぶ戦いはこれにて決着がつけられた。

 

 

 

本当の戦いはここからだ!